1986年7月製造分から新しいイヤーリーコードになりました。1992年9月製造分で、オイル注入用の穴がないフェルトが登場しています。穴なしが標準になるのは1993年頃からです。また、1993年11月にフリントスプリングのスクリューが新型に、1996年1月からの刻印の文字が大きくなっています。年代ごとに少しづつ改良されているインサイド・ユニットは年代別に見比べるのもジッポーの楽しみのひとつです。
解説: 内部にパーツが組み込まれるこのインサイド・ユニットは、0.018インチのステンレス・スチール製。これは、テープのようにコイル状に巻かれたものから機械的に成型されます。コイル状の材料は、パンチ・プレスや成型プレスィング、成型、溶接。いずれのプロセスも自動化されており、溶接マシンは、1時間に4,000個の生産能力を持っています。その後、このインサイド・ユニットには、ブラス製のフリント・チューブ、チューブの先に装填されるチューブ・インサート、そして、インサイド・ユニットの上面のフタの役割をするプレートが次々に組み込まれていきます。これらは、電気加熱によるハンダづけマシンによって行っています。つぎに、それを機械に固定して、バフ仕上げ。この後、インサイド・ユニットに艶だしが行われて、最後には蒸気によるグリス落とし。美しい輝きがボディに与えられてフィニッシュ。あとは、その他のパーツの装填作業にまわされます。その後、パーツの組み込みを行いホイールの点検は、経験20年以上のベテランが当たっている徹底ぶりです。
コンディション: 新品・未使用ですが、製造過程や年月経過による擦れ・コキズ・汚れがございます。月はお選び頂けません。ご了承下さい。尚、1941年レプリカはこちらのインサイドはご利用頂けません。